結核隔離入院ダイアリー

隔離入院13日目:ここにいる理由

この週末は荒れた。些細な行き違いでマイクと言い合いになり、誰とも会いたくなくなり、母からの面会も熱があるからと嘘をついて断った。入院してから溜まりに溜まったストレスが一気に爆発した形となった。

月曜日の淡の検査でまた菌が検出されたら、どうしよう。この2週間の我慢が無駄になる。考えたら考えるほどマイナスの方向に向かう自分を止められなかった。

毎日毎日同じことの繰り返し、退院もいつになるかがはっきりしない。健康な身体で、安静にする。何もしないが、これほど苦痛とは思わなかった。

入院当初から咳や淡といった結核の症状が全くない自分にとって、病院にいる(それも隔離)ことがどうしても理解できずに、他の患者と一緒にしないでほしいとまで思っていた。自分は被害者だって。

優しくかけてもらえる言葉すらも逆効果。誰とも関わりたくもなかった。患者とも、看護師とも、そして家族とも。

正直、結構限界まで来ていた。

でも、ぎりぎりの所で踏ん張れた。(ので、こういうブログも結果書く事ができている)

ここにいる理由。

それを考えた。「ここにいるのは、たまたま検出された結核菌を殺すこと」

この考え方を根本的に変えた。

結核菌はたまたま検出されるわけはない。物事には全て原因がある。

じゃあ、なんでこんなに健康で体力があると思っていた自分が菌に負けてしまったのか。そこに自分の本来の病気があり、それに気づき、治すために自分はここにいる。

そう思えた。

そう思えた。この本を読んで。

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思えばずっと、走り続けてきた。そして、いつのまにか菌にやられしまった。それは、身体的な問題ではなく、マインドからくる「脳疲労」だったんだってこの本を読んでストンと落ちた。

隔離入院宣告から些細な行き違いまで、様々な原因で荒れる理由はそこなんだと思うし、これを今立ち止まって見つめなおす時間を与えてくれたんだと今はすごく思える。

菌を殺すことが目的ではない。そう考えると、自分は他の患者と同様に病人なんだと素直に思えた。

この同じやり方で、この先も進んで行っていいのか?それで、本当にいいのか?

そう問われている気がする。

その答えを、この先2週間で見つけることができたら、この隔離入院は、結核菌を殺すことよりも大きな意味を持つと思う。

そして、そう思いながらこの環境を乗り越えようと今は思う。これは修行だ。ここから出た後、何十年も続く人生の凸凹をスキップで飛び越えるための。

 

 

名前に謎の英語ミドルネームが入ってますが、100%純粋な日本人です。京都出身で、現在は湘南エリアにアメリカ人のパートナーと愛犬さし美と暮らしています。

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