結核隔離入院ダイアリー

隔離入院18日目:悪気がないは、無知の現れ

結核と診断され、気持ちの整理がつかないまま強制入院となった日、この事実を誰に伝えるかをすごく考えた。

家族、友人、同僚、クライエントetc、各カテゴリーの中でどの人にどこまで伝えるのか、正しい答えはなかった。

おそらく、通院での治療と隔離入院でも、その答えは違っていたに違いない。

色々考えて、全部を伝える人、伝えるべき人、伝えないべき人を決めた。

結核。この言葉を聞くと、今は薬で治療できる病気であり、症状がない限りは感染しない事、結核菌に気づかず生活している人が実は多い事等ということよりも、良くわからない色々な不安や心配が出てくることは事実だと思う。僕自身も、この病気になる前までは、まったく無知であった。

なので、無知からくる悪気のない言動や行動に対しては、正直仕方ないとも思うし、そこからの言動や行為が人を傷つけたとしても、その責任はないと思うし、咎められる必要もないとおもう。

でも、これだけは言いたい。

その言動や行為は、例え悪気が無かったとしても、その人の物事に対する「無知」や「人間力の欠如」を露骨にするものだと思う。

世の中には、色々悪気のない言動や行動に溢れている。

外人だから。男だから。女だから。ゲイだから。○○だから、××だ。という言動。

決して悪気が無いが、出てくる言葉に潜む差別的要素。

なにげなく、他人の病名やセクシャリティなどを赤の他人に伝える行動。

決して悪気が無いが、それが持つ重みや誤解の可能性を考慮して、当事者が考えて誰に伝えるか、伝えないかに至った決断に対する思慮の無さ。

すべて、無知の現れだ。

これらの無知さが、当事者にもたらす影響を、その当事者でなくても理解できる、そんな人間になりたいと思った。

そこに気づけたことも、この隔離入院の大きな一つの成果だと思う。

名前に謎の英語ミドルネームが入ってますが、100%純粋な日本人です。京都出身で、現在は湘南エリアにアメリカ人のパートナーと愛犬さし美と暮らしています。

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